top of page
  • Writer's picture野原 真麻

サスティナブルコラボ「Up-cycle movement」

Kizuna Okinawaでは、海洋プラスチック・廃材プラスチックから作るアクセサリー雑貨ブランド「jiyukimama」が新たに開発したアパレル資材「100% recycle plastic button」を活用した未活用資源をアップサイクルしたアパレル企画商品を展開しております。



コラボコンセプト「up-cycle movement」の想い

今回の企画は、「私たちができる環境のための一歩」というコンセプトのもと作り手と着る人が一緒になって取り組める持続可能な生産と消費を目指した商品企画となります。

地域で出る廃材やモノづくりを通して出てしまう残布といった未活用資源を新たな資材やデザインとして活用することや

着る人(消費者)に、#30wears「この服、30回は着るかな?」そんな問いかけを購入時に伝えたいメッセージがあります。

商品購入時に、本当にこの服は必要なのかと吟味,選択することや、

1年〜2年継続して、また回数で言えば30回の着用をするだけでも環境負荷軽減に繋がると言われています。

環境のためにできることは、必ずしも大きな労力やお金やこれまでにないような技術革新だけが必要ではなく、私たちの一人一人が日々の生活の中でできるちょっとした選択の違いで貢献できることもあります。






100% recycle plastic buttonについて

今回は主に廃プラスチックやペットボトルキャップが主原料となっております。

ボタンのカラーやどれも同じものは一つとしてありません。

製作者「jiyukimama」代表の眞榮喜さんは、ボタンの説明時に

「このブルーと黒のマーブルボタンは、お水のペットボトルキャップとダイエットコーラのキャップでできています。」

「黄色のボタンは皆さんがよく知るレモン味の炭酸飲料のペットボトルキャップ」と、いった様に

どんな素材から生まれたボタンなのかを面白そうに話してくれます。

一つ一つの原料がわかる。 

そんな新たなアパレル資材に命を吹き替えしたキャップのストーリーを聞くと、これまで気にしていなかったボタンひとつひとつにも愛着が湧いてくるものです。








沖縄伝統工芸「琉球絣・南風原花織・ロートン織」残布で製作するパッチワーク

Kizuna OKinawaではメイン商品としてセミオーダーのかりゆしウェアを販売しております。

当初はびんがた柄のプリント生地をあしらうカスタムメイドのかりゆしウェアでしたが、

本紅型や本織の工芸カスタムのラインがスタートし、一番の人気商品となります。

その時々に入荷する紅型や反物はどれひとつとして同じ色味や同じ織物があるわけではありません。

一点一点、お客様のご要望やデザインのイメージを一緒に形にしたオリジナル製作となりますが、

その際にはどうしても残布が出てしまいます。

紅型も織のどれも職人の方が時間や技を磨いて仕上げた工芸品です。

高価で手間が掛かった商品だけに捨てれずに溜め込んでいた資材でした。

なんとかどこかでデザインに活用できないか・・・

そんなところから第一弾のアパレル商品「かりゆしウェア」企画では、織生地を組み合わせたパッチワーク製作をしてデザインしております。

ワークシャツのポケットやヨークにあしらったロゴマークと掛け合わせたアップリケは、

資材に合わせて縫製方法も細かく仕様を調整して仕立てています。

織は、戦後から3代続く沖縄は南風原町にある「丸正織物工房」さんの織生地を活用頂いております。






コラボアパレル企画

◉第一弾 7月7日〜7月31日限定20着で販売した「かりゆしウェア」





◉第二弾 エコ素材「リヨセル」とリサイクルボタンを活用したレディースドレープワンピース 9月末リリース予定


製作の様子を少しだけご紹介。

今回は、同じくこのUp-cycle movementのアパレル企画に関わって頂いているデザイナー(株式会社 OLIFE代表 大坪育美さん)とのトワルチェックの様子







【ボタンを活用した企業ユニフォーム・ODMデザイン受注について】


今回の企画では、リサイクルボタンを量産化しアパレル資材としての販売も進めております。

弊社とjiyukimamaとの提携において、企業ユニフォームやODMデザインのロット受注も受付可能となりました。

サスティナブルな取組やCSR文脈での製作も承っておりますのでご要望の際は問い合わせフォームよりお問い合わせください。

最後に


私たちは、大きな素材開発やサーキュラーエコノミーの取り組みまではまだまだ力が及びません。

それでも「自分達ができる一歩を」とのことで、海洋プラスチックや廃材プラスチック(ペットボトルキャップが主)からつくるリサイクルボタンの開発や

どうしても残布活用、地域のものづくりと自立支援をつなげた生産場の仕組みづくりと商品製作を行っています。


モノの循環に着る人の想いも重ねて行きたいとメッセージを込めて。


84 views0 comments
bottom of page